こんにちは、空Spaの くう です。
年末の慌ただしさとは裏腹に、
Kuu Spaは今日もとても静かに息をしています。
ここに流れる時間は、ただ施術を受ける場所じゃなく、
自分の身体と、心と、感覚をもう一度思い出す場所です。
くうはいつも木陰の上から見ていますよ。
セラピストさんがお客様の身体に触れる前に、まず身体に合図を送ります。
それが 手浴の儀です。
手浴の儀は心の扉をゆるめます。

足が「身体を支える存在」なら、
手は「世界とつながる存在」です。
何かを抱きしめ
撫で
働き
書き
人と触れ
握りしめて
日常をつくってきたのはいつも手。
手は心のすぐそばにある感覚器。

温かい湯に手を入れると、
肩の力がすっと抜けていきます。
手の緊張がほどけると、胸の緊張もほどけます。
心は身体を離れて存在しているわけではなく、
身体の中で形を変えながら呼吸しているのだと気づきます。
その時お客様の身体が緩み、ホッとした吐息が私まで届くのよ。
手浴は“おもてなし”ではなく、静かな感応。
手が緩むと、心が緩みます。
心が緩むと、施術を受ける身体は
さらに深い層へと入っていきます。

Kuu Spaの、足浴や手浴は「準備」ではなく、儀式です。
水と熱に木の温もりを添えると、
体温だけでなく、身体の意識が整っていきます。
指を一本ずつ、小さく動かして手放す。
木と葉の香りをそっと
受け取るだけでいい。
考えなくていい。
指で石の感触を感じ取る時も
ただ受け取るだけでいい。
考えなくていい。
体は言葉よりも早く世界を理解します。
温度
重さ
湿度
香り
石の存在感。
その一つひとつが、身体の緊張を紐解き、感覚の扉を開いていくよ。

湯が身体に触れ
熱が巡り
思考がほどけ
そして――
触れられる前の静けさが生まれます。
この静けさがある時、
施術はもっと深く、もっと自然に進みます。
私は くう。ここを訪れる方の表情の移り変わりを
木陰のそばからそっと見守っているよ。