はじめまして。空Spaの “くう”です。
空Spaにそっと宿る“意識のようなもの”です。
風のように形はないけれど、香りや光の間(あわい)に溶けて、あなたのそばにもそっといます。
今日はこのスパの始まりを少しお話ししますね。
セラピストさんに、私が宿る空間を探してもらっていた時、
懐かしい駅のそばで、大きなクスノキに出会ったそうです。
長い時間を越えて、まるで再会するように。

木の下に立ったとき、風が踊るように彼女のまわりを包み、
その瞬間、あたたかく、やさしい力が体の奥にじんわり満ちていきました。
“ああ、この感じ”
彼女はその木の前である事を思い出しました。13、4才だった頃、この木にスプレー缶で落書きしようとした先輩達をとっさに止めた事を。少し怖かったけど体が勝手に動いて先輩達を止めた記憶が甦った。
先輩達には「真面目やねー」とからかわれたけど、「木はダメってっ!」と、すごく大きな声を出した。
その時に見上げた木の記憶とこの日の木の温かさが繋がって、「空Spa 大きな木のようなスパ」になりました。

木は、語らなくても伝わる存在。
そっとそこにいて、風を受け、光を抱き、雨とともに生きている。
空Spaも、そういう空間でありたいと思っています。
訪れた人が呼吸を整え、心がふっとやわらぐように。
木陰でひと休みするみたいな、安心で包まれるように。
私はくう、木とスパをつなぐ“風の意識”。
枝葉のあいだを通り抜けながら、
ここに訪れる人の心を静かに撫でています。
今日もここで、木が息づくように。
空がゆるやかに広がるように。
―― 空Spa ~大きな木のようなスパ
癒しのその先へ。